七五三をすることで幸福度がアップする理由

七五三をすることで幸福度がアップする理由

子どものための行事はたくさんありますが、七五三もその一つです。しかし、子どもに着物を着せるには時間もお金もかかるので、七五三をやらないという選択をすることもあるようです。

全国的に見てもやらない人はいますし、愛知県名古屋市でもやらない家庭があるようです。 しかし、いろいろな面を考えると、やはり七五三はしたほうがいいのです。

それは子供のためでもあり、家族のためでもあるのです。なぜそうした方がいいのか、七五三の意味についてご紹介します。

七五三は伝統的に毎年11月15日に行われる特別な行事で、3歳、5歳、7歳の子供の成人式として捉えられています。歴史的に見ても由緒ある行事であり、その背景には皇室との関わりや、子供の健康と繁栄を祈るという伝統があり、また家族や親戚が一堂に会し、子供の将来の繁栄を祈願するものです。さらに、親が子供に新しい着物や袴、あるいはスーツを着せて、誇りと喜びを象徴的に示すという期待感もあります。このような理由から、七五三の行事は広く行われているのです。

今回は七五三をすることで幸福度がアップする理由と題して紹介してみたいと思います。

七五三をやった方が良いと言われている理由3選

七五三は絶対にしなければならない行事ではありません。しかし日本では昔から行ってきたことであり、そこにはいくつかの意味があります。

七五三をお勧めする3つの理由

  • 七五三は子供の長寿や幸せを願った縁起の良い行事
  • 子供が大きくなるにつれて子供の行事が少なくなる
  • 子供はどんどん大きくなって巣立っていく

順番にみていきましょう。

・七五三は子供の長寿や幸せを願った縁起の良い行事

そもそも七五三とは、平安時代から行われている子供の幸せを願った行事です。現在は医療が発展していますが、当時は医療の発展も乏しかったため、幼くして亡くなってしまう小さな子供もいました。

健康で過ごせるようにと願って始まった行事で、七五三は子供ためのものです。名づけにしても入籍日にしても縁起を担ぐのは日本では良くあることです。つまり、「縁起を担いだ行事の1つ」ということになります。

もちろん、縁起を担げば子供は幸せになるというわけではありません。しかし神様に子供の成長を感謝し、この先も健康でいられるように願うというのは、良いことであって決して悪いことではありません。縁起ものなのでしないよりもした方が良いですし、この先の子供の成長を考えてしてあげるようにしましょう。

・子供が大きくなるにつれて子供の行事が少なくなる

赤ちゃんが産まれたときは様々な行事があります。たくさんの行事があるので大変でもありますが、もう二度と同じことをすることはありません。子供の年齢が上がるにつれて行事が少なくなってくるので、後悔しないようにしましょう。

お宮参り、お食い初め、初節句など、子供が小さい頃は何かと行事が多いのが特徴です。一般的には初節句が終われば、次は3歳の七五三を行うことになり、その次は成人式です。

他の地域も含めて愛知県の名古屋市でも十歳のお祝い、十三参りなどすることもありますが、そこまで一般的に浸透はしていません。そのため、七五三は一番最後の子供の行事だとも言えます。七五三をすることで子供の成長を改めて感謝することができますし、これから行事が少なくなるのでしっかりと区切りをつけるのがおすすめです。

・子供はどんどん大きくなって巣立っていく

「巣立ち」

3歳の子供はかわいい盛りなので、せっかくのかわいい時期を写真に収めておくようにしましょう。年齢的にまだ両親にベッタリな子供がほとんどですが、あと数年もすれば少しずつ親から離れていきます。

3歳と言えば、幼稚園に入園する年齢です。今までは家族としか関わってこなかったとしても、幼稚園の友達が出来るなど、少しずつ外に目が向くことになるでしょう。小学生になると、家族といるよりも友達といる方が楽しいと感じる子供も多いです。更にそこからは思春期を迎えてどんどん成長していくことになります。友達や恋人を優先するようになり、家族で行事やイベントを迎える機会も減ってくるので、今のうちに楽しんでおくことをおすすめします。

七五三をやることの親子のメリット2選

七五三は縁起ものの行事ですが、現実的なメリットもあります。お金や時間をかけるだけの価値がありますから、よく考えてどうするのか決めるようにしましょう。

・子供が楽しむことができて良い想い出になる

3歳の女の子はかわいいものが大好きです。プリンセスやお姫様に憧れ始める年齢でもあるので、着物を着ると子供も喜ぶことでしょう。かわいい着物を着ると子供といえどもテンションが上がりますし、着物を着る機会はそんなにありません。着物を着る特別感は子供にも伝わりますし、子供に色々な行事を経験させてあげることも大事です。

普段の生活の中では、しっかりと正装をして写真を撮る機会はあまりありません。七五三をして写真撮影も行っておけば、後で見返したときに良い思い出になります。せっかくの機会なので、3歳という可愛い盛りの子供の着物姿を残しておきましょう。

・「何かをしてもらったこと」が子供の心に残る

3歳はまだ記憶がハッキリしていない年齢ですが、家族に何かをしてもらったことは心に残りやすいです。何も行事をしてもらえないよりも、たくさん行事をしてもらった方が喜ぶのは当たり前です。

大人になってから自分の七五三の写真を見れば、それだけ手をかけてもらっていたことも理解します。幼い頃は行事をしてもらうことに有難みを感じないことも多いですが、子供が大人になったときにきっと気持ちが伝わることでしょう。そういった小さな愛情の積み重ねは子供の心に残ります。親への感謝の気持ちが沸いてきやすく、親子の仲を取り持ってくれることもあるでしょう。

七五三をやらなかった人が後悔するよくある理由2選

色々な理由から、七五三をしなかったという家族もいます。では、後でどんな理由で後悔したのか見ていきましょう。

七五三は性別によって違いがあることを知らなかった

七五三は、3歳と5歳と7歳のときに行うものです。3歳の時はまだ子供が小さいから5歳になってからしようとする人もいますが、性別によって違いもあるので注意しておきましょう。

一般的に、3歳の七五三は男女、5歳の七五三は男児、7歳の七五三は女児が行います。

男の子であれば3歳を逃しても5歳にすることができますが、女の子は7歳まですることができません。性別に関係なく3回するものだと勘違いして、機会を逃さないようにしましょう。

地域差などもありますが、一般的には女の子は3歳と7歳に七五三を行います。3歳と7歳では体の大きさも違いますし、もう時間を戻すことはできないので後で後悔しないようにして下さい。

後で子供が悲しい思いをすることがある

 

3歳のときの記憶がなくても、大きくなってから七五三をしてもらわなかったことで悲しい思いをすることがあります。友達はしてもらっていたけど自分だけしてもらっていない、姉妹はしてもらっていたけど自分はなかったなど、そういったことで傷つく子供もいます。子供は1人だけのつもりが子宝に恵まれ、タイミングが合って下の子だけ七五三をするケースもあります。

七五三は日本では有名な行事なので、人と比べて悲しい思いをしないようにしてあげましょう。結婚式のときに自分の幼い頃の写真を探し、そのときに七五三をされていなかったと気づくケースもあります。

七五三は行事の中でも融通が利くから行いやすい

七五三は日にちをずらしても問題ない

七五三は11月15日と決まっていますが、必ずその日にしなければならないものではありません。働いている人が多いため、最近では都合が良い日に合わせて行うことも多く、参加しやすくなっています。

基本的には10月上旬~11月下旬までがシーズンですが、もちろんこの期間以外でも構いません。11月15日と決まっているわけではないので都合を合わせやすく、参拝するにしても混雑を避けることができます。全員が同日に行うわけではないため、撮影スタジオが混雑しにくいというメリットもあります。

七五三はそんなにお金がかからない

七五三用の着物は高いイメージがありますが、実はそんなに高いものではありません。通販サイトでも扱っていますし、買いに行く時間がなくても着物を用意することができます。

3歳の女の子用の着物であれば、10,000円以下の七五三セットもあります。もちろん高価な着物もありますが、七五三は着物の豪華さを競うものではありませんし、リーズナブルなものでも構いません。むしろ、購入するにしても3歳用の着物は着る機会が少ないので高価なものを用意する方が珍しいくらいです。

また、購入すると後で使わないから困るというのであれば、レンタルショップで借りることもできます。レンタルショップなら色や柄も豊富ですし、レンタルしてそのままヘアセットなどもして写真を撮ってもらうこともできるので便利です。

【まとめ】七五三をするデメリットはほとんどなくメリットが多い

たしかに七五三の準備には時間が必要です。しかし、必ず11月15日に行わなければならないわけではなく、3歳の女の子であれば、2万円から3万円程度で行うことも可能です。

七五三は子供の成長と幸せを祈る行事であり、何より子供との思い出が増える行事です。子どもはあっという間に成長し、いつかは親から独立する。 後々、七五三をやっておけばよかったと後悔されるご家族もいらっしゃいます。

せっかくのお祝い事ですから、可愛い娘さんのためにも、良い七五三を迎えてあげてください。七五三は、女の子は着物、男の子は袴を着用し、家族で近所のお寺や神社に参拝し、神様に祈りを捧げたり、子供の写真を撮ったりするのが伝統的なやり方です。

また、家紋を刺繍した絹などの手首に着ける「お袖」を購入することもあります。また、この日は家族で外食するのが一般的で、子供や他の家族との絆を深める良い機会ともなっています。また、お子さんが大きくなられた方は、ご家族との素敵な思い出を振り返り、新たな思い出を確認し合う日とも言えます。

折角のお祝いのイベントですから、可愛い娘さんの為にも良い七五三ができることを願っております。