七五三の撮り直しはできる? もしも写真が気に入らなかった時の対処法

七五三の撮り直しはできる? もしも写真が気に入らなかった時の対処法

七五三は子どもの成長記録としても貴重な行事であるだけに、思い出に残る写真もたくさん残しておきたいものですよね。そうした理由もあって、現在では写真スタジオ(フォトスタジオ)など撮影専門の場所で七五三らしいしっかりとした記念写真を撮ってもらうという家庭も多いようです。

ただそういったスタジオでは撮影時間も決まっているので、終わった後で撮影された写真を見てみたら、今一の出来に後悔したといった声を聞くことも。その原因には、良い表情が撮れていなかったことや、忘れていたことがあったとか、髪型が崩れていたことに写真を見て気がついたなど、様々なものがあります。この記事ではそうした失敗がなるべく起きないように意識しておく方法や、もしも出来上がった写真がどうしても納得いかなかった場合にできるできる対処法などについて紹介します。

写真に納得がいかない原因と対処法は?

せっかく時間をかけて撮影したのに、出来上がった写真がどうにも納得がいかなかったら残念ですよね。まずは七五三の写真撮影で後悔したという人たちが、どういった点で納得いかなかったのかについて触れておきましょう。

髪やメイク、着物が崩れていた

子どもの写真撮影ではよくあることですが、最初はしっかりと着付けて髪型もメイクもしっかりしていたはずなのに、後から撮れたものを確認してみるとずいぶん崩れてしまっていたというもの。動いている姿を見ていると気がつきにくいですが、写真として静止していると崩れていることがはっきりわかってしまうんですよね。

これはプロでも意識していないと気がつかないということはあります。子どもは特に髪型や着物のことは気にしませんから、もし常にきちっとしておきたいならば、撮影を見守る家族も細かく気にしたり、スタッフさんにしっかりお願いしておくことも大切かもしれません。

撮ろうと思っていたポーズを忘れた

撮影ではあらかじめ決めていたポーズで撮ってもらったり、カメラマンさんのリクエストで様々なポーズを決めたりしながら撮影が進んでいきます。しかし決まった時間内でテキパキと進められていくので、男の子だったら刀を構えたポーズや、女の子だったら和傘をさしている姿など、撮っておきたいと考えていたポーズを撮り忘れてしまうということもあります。こうしたことを防ぐには、あらかじめ必要なことはメモなどにしておくと良いかもしれません。また撮影前にスタッフにお願いしておくと、きっちりと撮影の中に入れてくれるということもあります。

良い表情が撮れていなかった

子どもはなかなか大人の思い通りにはなってくれませんから、最高の表情が撮影時間内には出ないという子どももいるでしょう。特に何かの理由で機嫌を悪くしてしまったりすると、終始不機嫌顔ということも珍しくありません。この場合には、できるだけ良い表情が撮れるように子どもが好きなものや普段家で愛用しているものなどを持ってくるといいかもしれません。

また、あまりよくないスタジオでは、残念ながらスタッフやカメラマンにやる気がなく、子どもの機嫌を取ることもなく短い時間でさっと終わらせてしまうので、結果として良い表情のカットが一つもなかったということもあるようです。あまりに酷いようならばクレームをつけて撮り直してもらうことも考えるべきですが、ただその場合、また同じ場所で撮り直しても良い結果にはならないかもしれません。こうした場合の対処については、この後の項でも少し触れます。

予定していた小物がないことに気がついた

写真スタジオ(フォトスタジオ)ではよくキャンペーンとしてキャラクターの小物や、店オリジナルのものと一緒に撮影できると宣伝していることもあります。しかしそれを楽しみにして行ってみたところ、撮影中は忙しくて気がつかなかったけれど、後になって写真を確認したらそれをつけ忘れていたなんてケースも。これも忘れていたということではありますが、ただあらかじめ約束されていたことならばスタッフ側も忘れていた可能性があるので、交渉の余地はあると言えるでしょう。またこちら側で付けて撮るつもりだった小物を忘れてしまった場合は店側に責任はありませんが、こちらも交渉次第では撮り直してもらえることもあるようです。

撮影中ならば撮り直しをできることが多い

原則として、撮影中ならば撮り直しは可能という写真スタジオ(フォトスタジオ)がほとんどです。
スタジオによって手順が異なることもありますが、基本的には撮影中でもモニターなどで写真を確認することが可能なので、その時点で撮り忘れに気づいたり、着物の崩れなど気になるところがあれば修正して撮り直すことは可能です。
ただし予約時間は大抵2~3時間程度、特に秋の予約が混み合っているシーズンだとスタジオ側も余裕がないので、限度はあるという点には注意しておきましょう。

撮影終了後は、写真スタジオ(フォトスタジオ)によって変わる

撮影終了後については、撮影が完全に終わった後の写真を選ぶ段階になってからや、家に戻って写真を確認している時に失敗に気がついた時は、少なくとも同日に撮り直すということは原則的にはできないことがほとんどです。
たとえばまだ写真スタジオ(フォトスタジオ)にいて、その後の予約が入っていなければ対応してくれる場合もありますが、それはあくまでスタジオ側の裁量によるものなので、あまりしてもらえるものとは思っておかないほうがいいでしょう。

ただとりあえず、気になった点があればまずは連絡して相談してみることをおすすめします。
スタジオとしても一生の思い出に残る良い写真を撮りたいと考えているはずなので、相談に応じてもらえるかもしれません。

保証期間を設けている写真スタジオ(フォトスタジオ)もある

またスタジオによっては、セット料金の中に撮り直しの保証が含まれているということもあります。
細かな保証内容についてはスタジオによって異なるので詳しくは確認が必要ですが、この場合はまた別日に予約を取り直すという形になります。

写真スタジオ(フォトスタジオ)が合わなかったら、別のスタジオでやり直した方が気持ちよく撮影できる場合も

先にも触れましたが、そもそも写真スタジオ(フォトスタジオ)の質が悪く、良い写真が撮れなかったというケースも残念ながらあり得ないことではありません。
よほど酷ければクレームを付けて撮り直してもらうこともできるかもしれませんが、ただ、元々そこの通常としてその結果ならば、また撮り直してもあまり良いものにはならない可能性もあります。
それならばいっそお店を変えて撮り直すというのも一つの方法です。
それだけ料金はかかってしまいますが、次はきちんと撮影してくれそうなスタジオをしっかりと選ぶことで、結果としては気分を入れ替えて気持ちよく素敵な写真が撮れるかもしれません。

失敗も思い出という考え方も

そしてもう一つ、あまり良くならなかった写真そのものも思い出としてしまうという考え方もあります。
特に子どもの機嫌が悪くて良い表情が撮れなかった場合には、そんな機嫌の悪さも「良い表情」として思い出に残ることもあります。
きれいに可愛く撮れた写真があまり残らないのは残念ですが、そうした思い出も含めて、それもまた素敵な記憶になるかもしれません。

まとめ

七五三の写真を撮るという機会は人生の中でもそうあることではないので、慣れないことに戸惑って思い通りの結果にならなかったという経験をした人も少なくないでしょう。
その意味では、100%の完璧さは求めずに、ダメだった部分も良い思い出とするのは一つの方法かもしれません。

もちろんどれが正解ということはなく、こだわり抜きたい人はしっかりと納得いくまでやり直すというのも良い選択です。
その可能性が考えられる場合には、しっかりと保証のついたスタジオにお願いするのが良いでしょう。

また、そもそも失敗をしないようにするということも大切です。
そのためにはしたいこと、するべきことをあらかじめメモにするなどして備えておくことも必要です。
そうやって準備万端の上で、悔いのない七五三の写真を残せるようにしたいものですね。