七五三 3歳着物セットの中身は?一般的なセット内容を大公開!
七五三とは、日本の伝統行事のひとつで、子どもたちが3歳、5歳、7歳になった年の11月に、これまでの成長を祝う行事です。特に3歳の女の子の七五三は、可愛らしい着物や小物を身につけて、家族や親戚と一緒に写真を撮ることが多く、一生に一度の大切な日として大切にされています。今回は、3歳の女の子の七五三で着るセットの内容と、その意味について紹介します。
3歳の七五三とは
3歳の七五三とは、日本の伝統的な行事のひとつであり、子どもが3歳になった際に、これまでの成長を祝うものです。この行事の起源は平安時代にさかのぼり、「髪置きの儀」という儀式が行われていたことが、3歳の七五三の始まりとされています。しかし、地域によって異なるため、必ずしも全ての女の子が3歳の七五三を祝うわけではありません。
3歳の七五三に必要なもの
3歳の七五三に必要なものには、和装を着用する場合に必要なアイテムがあります。以下が必要なものの一覧です。
- 着物(三つ身)
- 長襦袢(ながじゅばん)
- 被布(ひふ)
- 肌襦袢(はだじゅばん)
- 腰紐(こしひも)
- 兵児帯(へこおび)
- 足袋(たび)
- 草履
- 巾着
- 髪飾り
これらのアイテムは、子どものサイズに合わせて調整し、着物の着付けをする際に必要なものです。髪飾りや巾着は、和装の装飾としても重要な役割を果たすため、選び方にも注意が必要です。衣装の準備には時間がかかるため、余裕をもって準備することが重要です。
着物(三つ身)
3歳の女の子の場合「三つ身」と呼ばれる着物を着用します。三つ身とは、波幅の反物の半分で仕立てる着物で、3歳から4歳の子どもが着用します。サイズが合えば一つ身を仕立て直して着用する方法もあります。着物は袖を通す前に、肩上げや腰上げなどの仕上げが必要です。
長襦袢(ながじゅばん)
着物の下に着用する肌着の一種で、肌に当たる部分を守ります。最近は、着物と長襦袢、半衿、重ね衿が一体化したものもありますが、別々のものを用意する場合もあります。
被布(ひふ)
着物の上に羽織る、袖がないベストのようなもので、3歳の女の子の七五三に特有のアイテムです。被布のおかげで、子どもでも少し楽に着物を着ることができます。
肌襦袢(はだじゅばん)
着物を着る時には肌着として肌襦袢を着用します。皮脂や汗などの汚れから着物を守り、快適に着用するために必要です。肌襦袢の代わりに襟元が大きく広がっているキャミソールなどで代用しても問題ありません。
腰紐(こしひも)
着物や長襦袢を綺麗に仕上げるために使用します。子ども用の腰紐を用意することが望ましいです。
兵児帯(へこおび)
柔らかい生地でできた帯で、一般的な帯と比べて腰周りの負担が軽減され、締め付け感がないことが最大の特徴です。被布の下で結ぶため、必ずしも必要ではありませんが、可愛らしい見た目が特徴です。
足袋(たび)
和装の際に足に直接履く靴下の役割をもった小物です。草履を着用する際に使用し、白い足袋を履くことが一般的です。最近は伸縮性のあるものや靴下タイプのものなど種類が豊富なので、3歳の子どもには靴下タイプの足袋がおすすめです。
草履
和装の基本的な履物で、鼻緒を有します。靴擦れしやすいため、七五三の前に鼻緒をよくほぐしておいたほうがいいでしょう。3歳の子には、歩きやすい草履がおすすめです。
巾着
和装の際に、手荷物入れとして使用します。3歳の場合は手荷物は保護者が持つことが多いため、バックとしての役割はあまりありません。ただ、着物と合わせるとパッと華やかになるため、装飾小物として持たせることができます。
髪飾り
和装の際に、髪に飾るアイテムです。リボンや花の形など、種類が豊富です。3歳の子の場合、髪が短い場合でも、ヘアピンやカチューシャなどで簡単にアレンジができます。ただし、長時間固定しやすいものを選ぶことが望ましいです。
3歳の七五三の着物セット内容は
3歳の七五三で必要な着物セットについて理解いただけたと思いますが、着物をレンタルする場合、何がレンタル可能で何を自分で用意しなくてはならないのでしょうか。一般的な3歳の女の子の七五三の着物をレンタルした場合のセット内容についてご紹介します。
被布つき8点セット
3歳の着物をレンタルする場合、フルセットでレンタルしているお店がほとんどです。一般的なフルセットは以下の8点です。
- 着物
- 被布
- 半衿付長襦袢
- 腰紐
- 巾着
- 草履
- 足袋
- 髪飾り
足袋は返却不可で、新品をプレゼントしてくれるお店が多いようです。ただし、お店によってセット内容が異なることもあるので、レンタル前に必ず確認してください。
結び帯15点セット
3歳の七五三では必ず被布を着用しなくてはならないという決まりはありません。被布を着用しない結び帯のスタイルを選択する場合、以下の15点が一般的です。
- 着物
- 長襦袢
- 結び帯
- 草履
- バッグ
- 箱迫
- 帯揚げ
- 帯締め
- しごき
- 扇子
- 髪飾り
- 伊達締め
- 足袋
- 腰紐
- 和装ベルト
被布セットと同様に、足袋は返却不可で、新品をプレゼントしてくれるお店が多いようです。
結び帯にはあらかじめ結んだ形に加工された帯がついているので、着付けに慣れていない方でも簡単に綺麗な帯を締めることができます。ただし、お店によってセット内容が異なることもあるので、レンタル前に必ず確認してください。
まとめ
今回は、3歳の女の子の七五三で着物をレンタルする場合のセット内容についてご紹介しました。着物のレンタル店によってセット内容が異なることがありますが、一般的には被布セットで8点セット、結び帯セットで15点セットが用意されています。
七五三は子どもにとって大切な一生に一度の行事であり、思い出に残る特別な日となることを願います。レンタルするお店選びに時間をかけ、保護者と子どもが後悔しない素敵な七五三の思い出を作りましょう。