撮影禁止の神社があるって本当?神社での撮影で注意したいポイント

撮影禁止の神社があるって本当?神社での撮影で注意したいポイント

子どもの七五三は、基本的に神社での祈祷やお参りがメインとなりますが、この特別な行事を写真に残したいと考える親御さんは多いのではないでしょうか。

写真スタジオ(フォトスタジオ)や写真館だけでなく、カメラを持って神社で貴重な1枚を撮りたいと思うのは当然ですが、神社によっては撮影が禁止されていたり、注意が必要なところもあります。

確認せずに撮影することで、せっかくの晴れの日に神社や周りの人に迷惑をかけたり、トラブルに巻き込まれたりする可能性もあります。

とはいえ、神社での七五三の写真撮影は一般的であり、必ずしも禁止されているわけではありません。写真撮影の可否は神社によって異なり、禁止されている場合もあります。

神社で撮影する場合は、神社の看板や問い合わせ箱などに記載されている、その神社の決まりを確認することが大切です。

撮影が許可されている場合は、フラッシュを使用しない、祈祷中の家族を撮影しないなど、いくつかの基本的なルールを推奨している神社もあります。

このように、他の参拝者のルールに配慮しながら、神聖な一日を楽しむことができます。また、神社に問い合わせるなどして、神社のルールをよく理解した上で、お子さんの写真を撮ってあげましょう。

この記事では、七五三の写真撮影で気をつけたいポイントについて詳しく説明します。

七五三の撮影が可能な神社は多いが事前に確認しておくと安心

大抵の神社では、七五三に参拝した際に境内で写真撮影をすることは特別禁止されてはいません。

ただ、事前に申請をしたり許可を取らなければ写真撮影を不可としている神社も中にはあります。七五三の参拝を予定しているならば、祈祷の予約をする際にでも写真撮影が可能かどうか、条件や注意点について確認しておくと安心です。

また、親御さんが自前のカメラでスナップ写真を撮影することは許可していても、外部からプロのカメラマンを出張させて写真撮影を依頼することは禁止している場合があります。

もし出張カメラマンを呼びたい場合はそのことについても事前に問題がないかを確認しておきましょう。

祈祷中の写真撮影は事前に許可を取り細心の注意を

参拝時や境内の中では比較的気軽に写真撮影をすることができますが、祈祷中に無断で撮影をすることはやめましょう。

祈祷の間は非常に厳かな時間なので、勝手に立ち上がってカメラを構えたり、シャッター音がしたりすると神主さんにも非常に失礼ですし妨げにもなります。

祈祷中に写真撮影をしたい場合には、必ず事前に許可を得ておきましょう。また、許可されたからといってなんでもOKというわけではありません。フラッシュをたくことはマナーとして厳禁です。

大きな神社では自分たちだけではなく、他の複数の家族も合同で祈祷を受けることもあるので、他の家族の邪魔にならないように撮影することや、他の家族が映らないように配慮することも大切です。

七五三の参拝中の写真撮影で注意しなければならないこと

基本的には七五三の写真撮影を許可している神社が多いです。ただし、いくつか気をつけなければならないことがあります。まず、神社の境内の中でも「撮影禁止」というような張り紙や立て札があるような場所で写真撮影をすることは絶対にやめましょう。

誰も見ていないから大丈夫、という撮影を強行することは参拝のルールに反することになるので厳禁です。また、良いアングルで写真撮影をしたいからといって、立ち入り禁止のところまで足を踏み入れたり、柵や手すりに上ってまで撮影をすることはどう考えても非常識です。

同じ空間に居合わせた参拝者も厳かな気分を害されることになります。そして、七五三で撮影した写真をSNSに投稿することはよくありますが、自分の家族以外の人が写り込んでいないか細心の注意を払う必要があります。

投稿するならできるだけ自分の家族だけが写っている写真のみにして、他の人の顔がわかる場合にはぼかしを入れて見えないようにするなど配慮をすることがマナーです。

七五三の参拝での写真撮影は手短に済ませること

我が子のとっておきのイベントである七五三では、できるだけたくさんの写真を撮影したい、できるだけ最高のショットをおさめたい、という親御さんが多いはずです。しかし、参拝時にお賽銭箱の前などで何枚も写真撮影をしていては、並んでいる他の人たちを待たせてしまうことになります。

神社をバックにして撮影できるスポットは、他の参拝客にも人気があります。そこでできるだけ良い写真を撮影しようとして長時間居座ると、他の人がいつまでたっても撮影することができません。

七五三のシーズンは普段よりもたくさんの家庭が参拝に訪れていて、思い出に残る写真撮影をしたい気持ちはみんな同じです。

だからこそ、自分の子供のことばかりを考えるのではなく、周りの家庭に対しての配慮も必要になります。特に、七五三の参拝に来るような幼い子供はただでさえ着物を着て慣れない所で過ごしているためストレスがたまりやすいです。

自分の子供だけでなく周りの子供に対しても、待たせたり迷惑をかけたりしないように心がけてください。そして、たとえ七五三のシーズンとはいっても、参拝に訪れるのは七五三目的の人だけではありません。

自分の家庭では我が子が主役であることに間違いはないですが、神社では自分たちの家族が中心だとは思わずにマナーを守って写真撮影をすることが大切です。

まとめ

七五三は特別なイベントであり、是非記念の写真撮影をして思い出を残しましょう。ただし、神社は公共の場であり、普段過ごしている場所とは違い非常に神聖な空間でもあります。

イベント時には気持ちが盛り上がりやすいですし、我が子のこととなると周りのことが見えなくなってしまうことは仕方ありませんが、写真撮影に関してはルールやマナーを守って行うことが必要です。

自己判断で行動すると失敗することがありますし、逆に勝手に撮影してはいけないと考えて1枚も写真を撮影できないまま終わってしまうのは悲しいです。

七五三で神社を参拝する際に写真撮影をしたいなら、前もって電話をして写真撮影が可能かどうか、撮影が可能な条件や注意点について問い合わせておくと確実ですし、当日安心して写真撮影をすることができます。

いろいろと注意事項について説明しましたが、せっかくの晴れの日なので暗い方向には考えず、ルールやマナーを守りながら思い出に残る写真撮影をしましょう。

他の参拝者に気を使うことも大切ですが、マイナスなことばかりではありません。他に七五三で来ている家族がいたら、声をかけてお互いに家族写真を撮影し合うというのもおすすめです。

セルフタイマーでは撮影できない素敵な七五三の写真を残すことができるはずです。