【7歳の七五三】場合によっては時期をずらすことも考えてみる

【7歳の七五三】場合によっては時期をずらすことも考えてみる

七五三は、子どもの成長を祝う日本の伝統行事です。お子さんが3歳、5歳、7歳になると、神社でのお参りや写真スタジオでの撮影などを通じて、家族全員が楽しめる行事となります。ただし、子どもの状況によっては、時期をずらしたり、後撮りをすることも検討することが大切です。家族の絆を深め、思い出を作る良い機会となる七五三について、さらに詳しく見ていきましょう。

7歳になると、自己意識が芽生え、周囲の環境の変化に敏感になる時期でもありますが、この時期にもしっかりとお祝いをしてあげたいものです。

周りの環境が大きく変わる年代

7歳は子どもにとっても、親にとっても大きな変化の年代です。小学校に入学することで、保育園や幼稚園とは異なる、規律のある環境に移行します。これまで遊びを中心にしていた日々から、学業に重点が置かれるようになるため、子どもたちは戸惑うことが多いかもしれません。

一方で、お母さんとしても、学校への準備や子どもの接し方、他の親御さんとの関わり方など、新しいことに対しての不安や緊張があるかもしれません。そのような中で、七五三の準備をすることは、状況によっては大変なことかもしれません。しかし、七五三は子どもたちにとって貴重な思い出となるので、無理をせずに行事を楽しめるよう、子どもの状況に合わせて時期を調整することも大切です。

成長の大きな時期

7歳頃は身体の変化も大きな時期で、特に歯の生え変わりが顕著です。6歳~12歳の間に乳歯から永久歯へと徐々に入れ替わっていくため、七五三での記念撮影をする場合、歯が抜けていると恥ずかしい思いをする女の子も少なくありません。また、子どもによっては身長が大きく伸びたり、成長によって体型も変化するため、子ども用の着物が合わなくなることもあります。

さらに、7歳頃は小学校に入学する年齢でもあり、周囲の環境が大きく変わる時期でもあります。そのため、子どもにとっても七五三を迎えることは、身体的な変化に加えて、新しい環境に適応することも必要になるかもしれません。お母さんたちも、子どもの成長に合わせて、七五三の準備に時間をかけたいと思うことでしょう。しかし、個人差が大きいこの時期に、七五三の着物選びも難しいことも事実です。

中間反抗期とも言われる

7歳前後の子どもには、中間反抗期とも言われる特徴的な時期があります。この時期には、干渉されることを嫌がったり、口答えをすることがあったり、友達を優先することがあったり、一人で行動することが増えたりします。

これらは、子どもが自立心を持とうとする兆候であり、心配する必要はありません。ただ、ちょうど七五三の時期に重なってしまうと、扱いが難しくなることがあります。子どもが自分の意思を尊重されるようにすることや、緊張感を持たせず、楽しい思い出を残すようにすることが大切です。

時期をずらすという選択

7歳頃は身体的・精神的な変化が大きいため、七五三に参加する際に苦労することもあるかもしれません。そんな時は、七五三の日程を変えるという方法があります。数か月から1年ほど時期をずらすことで、身体的な課題や精神面の問題を回避することができます。一見大胆な方法かもしれませんが、実はポピュラーな方法で、多くのお母さんが実践しています。七五三には、厳密な日取りの決まりがないため、日程の変更は自由です。子どもたちの成長に合わせて、ゆとりをもって七五三を行うことが大切です。

七五三の時期には様々な解釈がある

伝統的な七五三の日程は、男の子が3歳と5歳、女の子が3歳と7歳の歳の11月15日ですが、年齢に関しては「満年齢」と「数え年」という考え方があります。満年齢は現在主に使われている数え方で、生まれた年を0歳として、誕生日を迎えるごとに一つずつ歳を取っていきます。対して、数え年は生まれた年を1歳として、1月1日を迎えるごとに一つずつ歳を取っていきます。

満年齢と数え年では最大で2歳程度の開きがあり得るため、七五三の時期には様々な解釈が存在します。昔は数え年を基準にお祝いをしていたため、1歳、3歳、5歳くらいで七五三のお祝いをしていたのです。現在では満年齢でお祝いする方が多くなっていますが、数え年、満年齢どちらでお祝いしても問題ありません。

臨機応変に対応している家庭も多い

なのでこの考え方からすれば、小学校に通い始める前や歯が抜け替わる前、体が大きく成長してしまう前や反抗期が来る前に七五三を済ませてしまうことも可能なわけです。

また季節に関しても11月15日が基本にはなっていますが、大体の家庭ではそれぞれの都合で厳密に当日ではなく、その周辺や同じ月にしたり、他にも北の寒い地方では、まだ温かい一か月早めの時期に七五三を行うのが通例となっている地域もあります。

このように七五三はとても寛容な行事なので、「子どもの成長を祝う」という考え方さえしっかりしていれば、あまり難しい決まりはありません。成長を祝うはずなのに子どもにイヤイヤやらせてしまうというのも本末転倒ですよね。なので7歳の時だと子どもの成長と時期が合わないな…と思えた場合には、臨機応変に対応しているお母さんも多くいるのです。

七歳の七五三写真撮影はいつ?小学校1年になってからという選択も

まとめ

7歳という年齢は、子どもの成長にとって大きな節目であり、周囲の環境や身体的、精神的な変化が大きいため、お母さんにとっても心配の多い時期です。もしもそうした時期が七五三と重なる場合、日程を変更するという選択肢も一つの方法です。満年齢ではなく数え年ということにすれば、最大で2年は時期をずらすことができます。家庭の状況や子どもの様子を見て、臨機応変に考えてみましょう。

ただし、季節によっては、神社や写真スタジオが混雑することもあるため、事前に確認しておくことが大切です。子どもと家族が気持ちよく七五三をお祝いできるよう、工夫していきましょう。七五三前には写真スタジオで前撮りをし、七五三当日には神社で祈祷を受けたりお参りをすることが一般的です。また、成長に合わせて体型や髪型も変化するため、後撮りもおすすめです。七五三は子どもだけでなく、家族全員が楽しめる行事です。家族の絆を深める機会として、大切な思い出を作ることができます。

ママたちが子育てを少しでも楽しく過ごすために、七五三についてのアイデアや情報をブログで発信していきますので、ぜひご覧ください。