はじめての三歳の七五三に、こどもにぴったりの着物を選ぼう!
女の子にとって、はじめての大きなイベントである七五三。本来、数え年で行うイベントなので、早いご家庭では二歳の時から準備を始める方も多いようです。準備をはじめて、親が一番悩んでしまうのが、子どもに着せる着物ではないでしょうか。最近では、通販サイトから自宅に直送してくれるサービスがあったり、店舗で事前に何着も試着をすることが可能だったり、選択肢が多いからこそ迷ってしまいますよね。
子どもの好き色と親が着せたい色が違う、なんて問題も起きそうです。今回はそんな三歳の七五三に向けて、お子様の着物の選び方のポイントをご紹介していきます。
そもそも着物はだれが決める?
わが子に着せる着物、せっかくの晴れ舞台なので素敵な色や柄を選びたいと思っている方がほとんどではないでしょうか。しかし三歳ともなると、子どもの意思がはっきりしてきて、好きな色や柄じゃないと着てくれない、なんてお子さんをお持ちの方も多いですよね。そうはいっても、三歳の女の子が選ぶとキラキラしたプリンセスのような着物を選んでしまいそうで不安、なんていう声も聞こえてきそうです。子どもと一緒に決めたい場合はある程度、親が候補を決めてしまうのがおすすめです。理由としては、選択肢が多すぎると子どもはどれがいいか決めるのは難しくなってしまうので、ある程度種類をしぼってあげるのがよいでしょう。その中から子どもに選んでもらえば、親も納得できますし、何より子どもは自分が選んだという満足感もあるので、当日着たくないとぐずるリスクを避けられそうです。
三歳の七五三ではどんな着物を着る?
三歳の七五三では、着物の上に「被布(ひふ)」と呼ばれる袖のない羽織を着るのが一般的なスタイルです。しかし、動きが活発になる三歳の時期、着物を着せるだけでも不安という方も多いですよね。最近では、洋服のように羽織るだけで着られるタイプの着物や、生地も子どもでも着やすいように軽いものが増えています。着物は着付けに少し時間がかかるので、機嫌が悪くなってしまうのではと不安に思っている方は、そういった手軽に着せられるタイプを選ぶのがよいでしょう。足元も、本来であれば草履を着用しますが、歩きづらかったり、痛がってしまったり、履かせるのが難しいという声も多いです。鼻緒が太めの、痛くなりづらい子供向けの草履もありますが、やはり履かせるのが難しい場合は、時期によっては雰囲気に合うサンダルを選んだり、和モダンテイストなブーツを選んだり、ファッションのように組み合わせを楽しんでみるのも、意外と楽しいですよ。
色選びはどうする?人気のテイストは?
古くから日本では、赤色が邪気を払う、魔よけの色とされていることから、七五三の着物も赤色系のバリエーションはかなり豊富です。七歳となると、少し大人っぽいものを着たいと言い出す子どももいるので、子どもらしい華やかな色味として赤色系の着物を選ぶご家庭も多いのかもしれません。
近年では、伝統的な柄の着物から和モダンテイストの個性的なおしゃれな着物まで、バリエーションがかなり多いので、ぜんぶ見ていると悩んでしまいますよね。レンタルサイトでは、数多くの色柄を見ることができますが、やはり画面で見ているイメージと実際に着てみるのでは、印象が変わることも多いです。思いがけない色や柄の着物が意外と似合っていたなんて嬉しい発見もあるかもしれません。店舗では、何種類もの着物を無料でお試しできることがほとんどなので、この機会にぜひ店舗での試着も検討してみてはいかがでしょうか。
色別!着物で雰囲気はどう変わる?
ここからは、色別に着物の雰囲気をみていきましょう。最近特に、人気のあるカラーや柄もご紹介していきますよ。
赤系
先ほどご紹介した、七五三には定番の赤系の着物。日本人の肌色にもよく馴染み、何より華やかな印象で写真写りも抜群です。古くから七五三の定番カラーであることもあって、柄も豊富なバリエーションから選ぶことができます。白い被布を選べばかわいらしく、色や柄によってはモダンなテイストにまとめることもできますよ。
ピンク系
ふんわりと優しいピンクから、少し個性的な濃いピンクまで、好きなお子さんも多い色なので当日もご機嫌に着てくれるかもしれませんね。日本では桜色、といわれる色はおめでたい七五三にもぴったりです。
水色
最近とても人気があり、色や柄のバリエーションもかなり増えてきました。七五三には淡めの水色を選ぶ方も多いです。水色は清潔感のある、洗練された少し大人なイメージを演出してくれます。髪飾りの代わりに、帽子をあしらった、和モダンテイストの着物にも人気のカラーです。
最近人気のテイスト和モダンって何?
七五三についていろいろ調べていると、和モダンという言葉、よく目にすることがありませんか?和モダンテイストの着物に明確な定義はありませんが、最近の七五三に人気のテイストで、洋風の現代的な柄と古典的な着物を融合させたスタイルを指すことが多いです。
個性的でおしゃれな柄や、くすみカラーと言われるようなカラーの着物も多く、他の人とかぶらないことも人気の理由です。髪飾りやかばん、帽子など、思い思いのファッションアイテムを取り入れることで、オリジナルの着こなしが楽しめますよ。
三歳の七五三、着物選びで気を付けたいポイント
慣れない着物でのお出かけは、いつも以上に大変なもの。さいごに、少しでも七五三を楽しめるように、着物選びで気を付けておきたいポイントをご紹介しておきましょう。
軽いもの、着せやすいを選ぶ
着物によって、普段の洋服のようにボタンだけで着られる簡単なタイプや、生地が軽く子どもの負担にならないものなど、種類があるので、なるべく着させやすいタイプのものを選びましょう。なぜなら、当日準備の段階で時間がかかると、子どもも飽きてしまい、ぐずってしまいがち。
スムーズに準備ができれば、そのあとのスケジュールも滞りなく進みそうです。
当日までに一度着せておく
当日急に現れた着物に、着たくないと抵抗感を示す子どもも多いもの。着物が届いたら、なるべく汚さないようにしまっておく方も多いかもしれませんが、なるべく子どもの目につくところで、着物に慣れてもらいましょう。
当日までに一度着せてみて、こんどこれを着るよ。と伝えておくことも大切です。
まとめ
いかがでしたか。今回は、七五三、三歳の女の子の着物を選ぶためのポイントをご紹介しました。バリエーションが多すぎて悩んでしまう着物ですが、親子やご夫婦、ご両親と一緒に相談すれば、悩む時間もとても楽しい幸せな時間に変わります。子どもの晴れ舞台、一生の思い出に残るお気に入りの一着を選べるといいですね。
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