「七五三の記念写真だけを思い出に残す人は多い?お参りをしない人の割合は?」
七五三といえば、子供の成長を祝う特別な行事です。しかし、最近では写真撮影のみで七五三を済ませる家庭が増えています。母親として、この問題に悩んでいる人も多いかもしれません。
一方で、お宮参りを行うことで祈祷を受け、子供の健康や成長を祈ることができます。また、七五三当日にお参りをすることで、家族の絆を深めることができます。しかし、写真スタジオでの前撮りや後撮りをすることで、より多くの時間をかけて写真を撮影することができます。
一度はお宮参りをしたいと思いつつも、忙しさや費用面の問題から写真撮影のみで済ませてしまうという家庭もあるでしょう。しかし、七五三は子供の成長を祝う特別な行事です。写真撮影だけで終わらせるのではなく、できる限りお宮参りを行い、神社で祈祷を受け、家族の絆を深める時間を持つことをおすすめします。
七五三でお宮参りを行わない家庭はどれくらい?
七五三は一般的に、神社でのお宮参り、写真撮影、そして食事会の流れが定番です。しかし、最近では写真撮影だけで七五三を済ませる家庭が増えています。「周りはやっているからうちも…」という理由でお宮参りをする家庭もある一方、お宮参りをしない家庭も多いようです。オンラインでアンケートを実施したところ、お宮参りをする割合は全体の55.5%という結果が出たものの、徐々に減りつつある傾向にあります。
七五三の定番ルートは?
七五三の定番ルートは神社でのお宮参り→写真撮影→食事会です。このルートではそれぞれどんなことを行うのでしょうか。七五三の定番の流れについて解説します。
お宮参り
お宮参りでは、家族で神社に出向き、ご祈祷を受けます。一般的には15分程度の時間がかかりますが、神社によっては予約制ではなく順番制の場合もあります。
写真撮影
ご祈祷が終わったら、写真撮影を行います。かつては写真館での撮影が一般的でしたが、近年では主張撮影を依頼して神社で撮影するケースも増えています。
食事会
最後に、家族で料亭などに出かけて食事をするケースが一般的ですが、近年は神社が食事場所をセッティングするケースや、自宅でオードブルを用意して食事をするケースも増えています。
『七五三を写真撮影だけで済ませてしまう事情とは』
七五三を写真撮影だけで済ませてしまう事情にはどのようなものがあるのでしょうか。七五三のお宮参りを省く理由について解説します。
親の負担を軽減したい
七五三には食事会の手配、お宮参りを行う神社の予約、写真撮影を行う写真館の手配、着物の予約・購入など、準備することが多くあります。当日も親は子どもの着物に合わせた正装を用意しなければいけません。そこでお宮参りを省くだけでも大きな負担を軽減できます。
加えて、お宮参りを実施する場合、当日も親の負担は大きいです。着物には高価なものが多く、子どもが着物を汚したり、破いたりしないように注意しなければなりません。写真撮影だけならば、写真館で着付けを行い、撮影が終わったらすぐに脱ぐことができるため、親の負担が減るでしょう。
その他にも、お宮参りは神聖な場所で行われる行事であり、子どもにとっては退屈な場合が多いため、子どもが飽きてぐずってしまうこともよくあります。特に、下に兄弟がいる場合、本人だけでなく下の兄弟にも気を遣わなければならず、負担が増します。
このように、七五三を短時間で終えられるだけで、親の心身の負担を減らせるため、写真撮影だけで済ませてしまう家庭が増えているのです。
一回やったからもう良いと思っている
「一度やったからもういい」と考えている家庭も少なくありません。特に5歳や7歳の七五三は、3歳のお宮参りを済ませた後に再度行う必要性を感じない保護者もいます。先述したように、七五三は親の負担が大きいため、2回目以降は避けたいと思うこともあるでしょう。
新型コロナウイルスの流行で人混みへ行くのを避けたい
また、新型コロナウイルスの影響もあり、人が多く集まる場所に行きたくないと思う家庭が増えています。特に家族に体調の悪い人がいる場合は、感染リスクを抑えるために写真撮影だけを行って祖父母にプレゼントする形をとることもあります。
お金がかかる
七五三には多額の費用がかかります。お宮参りのための着物や祈祷代、食事代などが数万円かかるため、不景気な時期にはその負担が大きいと感じる家庭もあります。そのため、写真撮影だけで済ませることで費用を節約するという選択肢をとる家庭もあります。
写真撮影だけの七五三って良いの?
七五三と言えばお宮参りと写真撮影がセットと思われがちですが、お宮参りを省略して写真撮影だけで七五三を終える家庭もあるでしょう。七五三のお祝い自体が義務ではなく、親にとっても子どもにとっても負担が大きい行事です。そのため、写真撮影だけで済ませるのも十分にアリです。
子どもにとっても3歳から7歳までの記憶はあまり残らないため、七五三に関しても記憶に残るのは疲れた程度であることが多いです。そのため、写真撮影だけで七五三を終えて残りのお金を子どものお祝いにまわすことも一つの選択肢です。
ただし、お宮参りをしないことが良いというわけではありません。七五三のお祝いのやり方は夫婦だけでなく祖父母とも話し合って決めることが大切です。自分たちに合った七五三のお祝いを選ぶことで、より思い出深い七五三のお祝いができるでしょう。
まとめ
七五三ではお宮参り、写真撮影、食事会という流れが一般的ですが、写真撮影だけで終えることも問題ありません。お宮参りは着物が苦しかったり、待ち時間が発生したり、親子ともに負担が大きくなる可能性があります。
また、ご祈祷を受けなくても罰が当たることはありません。忙しくて時間がない場合や、写真撮影だけで済ませることが好ましいと思う場合は、写真撮影だけで七五三を終えても問題ありません。
ただし、ご祈祷を受けずに参拝だけをする選択肢もありますので、自分たちに合った七五三のお祝いの方法を選んでください。