七五三の節目を迎えるにあたって 記念撮影を家族で楽しもう
七五三という言葉を聞いたことがあっても、それがどのような行事なのかを正確に知っている人は少ないのではないでしょうか。平安時代から続く風習ですが、現代では子供に着物を着せ、神社に行き、写真を撮り、特別な料理を食べるというのが一般的です。
七五三の文化は、時代とともに大きく変化してきた。現在、教育機関も公立、私立、市立とさまざまで、生活様式や家庭の要望も変化しているため、七五三の写真も多種多様になってきている。
そのため、多くの親御さんが、お子さんにとって最適な進路を選択することが難しくなっています。また、七五三が、農民の豊作祈願や氏神様への子供の成長祈願に通じる深い文化であることを知らない方も多いようです。
多様化し、移り変わりの激しい現代社会では、七五三の本質を理解することは難しくなっています。しかし、進化する文化の中で生活していると、自分の原点を理解することの大切さが身にしみてきます。
しかし、進化する文化の中で、その起源を理解し、家族の習慣を取り入れるのではなく、自分自身のライフスタイルを反映した決断をすることで、儀式の価値や意義は変わってきます。
七五三を伝統的に行うには、七五三の歴史や文化的な意味を知るなど、親や家庭ができることがあります。七五三の写真は写真スタジオ(フォトスタジオ)にお願いするのが一般的ですが、それと合わせてお母様自ら撮影することをお勧めします。母親が撮影することで、自分らしさを演出することもできます。また、儀式にふさわしい衣裳を選び、儀式の壮大さと静謐さを的確に表現できるような会場やレストランを選ぶことも重要です。
今回は七五三の儀式のルーツに迫り、七五三の撮影についても紹介してみたいと思います。七五三の正しい由来を知り、文化の正しい意味を知り、お子様の一度の晴れ舞台をお祝いしましょう。
3歳・5歳・7歳でお祝いする
七五三の起源としては、諸説がありますが、五代将軍の徳川綱吉が長男・徳松の健康を11月15日に祝ったことを始まりとする説が有力とされています。この日にお祈りをしたことから、徳松がすくすくと成長したことで、各地にて11月15日にお祝いをする文化が広がったと考えられています。
また、旧暦の15日は、かつては二十八宿の鬼宿日(鬼が出歩かない日)と呼ばれており、何事をするにも吉であるとされたことから、この日に祝うようになったともされています。また、七歳までの中でも、七歳、五歳、三歳を祝う理由は、日本の古い行事が始まりとされています。平安時代には、生後七日目から三歳までは坊主頭で育て、三歳から髪を伸ばすと決まっており、伸ばし始める頃に「髪置」という儀式が行われました。これが三歳に祝う理由と言われています。
また、五歳~七歳になると、初めて袴をつける「袴着」あるいは「着袴」という儀式が行われました。この儀式は、江戸時代以降は男子のみの風習となり、現代でも行われている地域もあります。これが五歳に男の子を祝う理由と言われています。
鎌倉時代には、紐をつけて着付けていた着物の紐を取り、女の子が着物の帯を結び始める「帯解」という儀式が行われるようになりました。これが七歳に女の子を祝う理由と言われています。
それぞれは元々は別の儀式ですが、子供の成長を祝い、成長とともに新しいことを覚えていくということを目的としているという部分は接点のある儀式です。これがまとめて七五三と呼ばれるようになりました。
現代では、坊主で子供を育てる文化はありませんので、髪置の儀式は必要がありません。また、着物も滅多に着ることのない家庭が増えたため、袴着(あるいは着袴)や帯解の儀式の必要もありませんが、子供の成長を神様に感謝し、祝うという文化が、現代に続いてきたことで、現在の七五三が存在しているということです。こういった和服に因んだ儀式が行われていた過去の背景があって、今でも七五三の参拝の日には正装する文化が残っているのかもしれませんね。
誰にお祈りするのか
七五三の日には、現代では神社やお寺にお参りをするといったイメージが定着しています。しかしながら、古くから続く七五三は、氏神様にお祈りをする儀式でした。氏神様とは、同じ地域に住む人々が共同で祀る神道の神様のことを指します。
つまり、七五三とは、氏人が祀った祖先に、お祈りをする儀式ということです。子供の成長をご先祖様に感謝する、と言うのはご先祖様にとっては子孫の成長ですから、ごく自然のことのように思えます。今では、近所の神社やお寺に行く人が多いのですが、元は氏神様に祈る日だったのです。
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七五三の変化について
七五三の始まりについて
七五三の始まりは、平安時代の「髪置」・「袴着」(あるいは着袴)・「帯解」とされていることをお話ししましたが、平安時代というのは、今から900年以上昔です。そのため、本当の始まりは推測でしかわからず、本当の起源はもっと古い儀式なのかもしれません。
「七つまでは神の内」という言葉をご存知でしょうか。この言葉の意味は、産まれてから七歳までは、神様から子供を預かっているということを表しています。乳児の死亡率が高かったために、生まれた言葉だと言われています。
つまり、乳児の死亡率が高かった時代ほど、子供が育ったことを盛大に祝う文化に意味があったのだと思います。現代の日本では、儀式的な面よりも、祝いとしての面を色濃くして、その文化が受け継がれています。医療の進んだ現代では、七つまでは神の内とは言いませんね。
子供が亡くならずに当たり前のように育つような時代になったからこそ、その意義が変わっていったのだと考えられます。そのため、現代の七五三で、多くの家庭が、最も力を入れているのは、記念写真を撮影することだと思います。生きていることを祝うよりも、生きている証しを残すことにシフトしていっているのは、当然のことなのかもしれませんね。
現代の七五三について
現代の七五三は、日程、行き先、工程と全てが多種多様です。例えば、日程は10月~11月の土日のどこか。行き先は、大きな神社でも、近所の神社やお寺でも良しとされています。服装も少し前まではまだ、和装が主流でしたが、段々と正装という括りに変わりつつあります。本当に多様化しましたね。
そんな中で、特に今、どこの親御さんも興味が強いのは記念撮影です。子供の成長というのは、本当にあっという間です。「今、最高の時間を切り抜いて写真を残しておく。」そういったことが大切にされる時代になったということです。ここまで育ってくれたことに感謝することよりも、七五三を通過点として、これから成長していく姿を楽しみにするための文化になっているのです。
千歳飴の由来について
お子さんが大好きな千歳飴の由来についても、せっかくですから知っておくのはいかがでしょうか。七五三では、親が自らの子に長寿の願いを込めた千歳飴を与えて食べて祝います。この千歳飴は、江戸時代に浅草の飴売りが売り出し、流行した、紅白で棒状の「千年飴」「千歳飴」から始まったとされています。
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七五三の記念撮影を家族で楽しもう
七五三の写真は写真スタジオ(フォトスタジオ)にお願いするのが一般的ですが、それと合わせてお母様自ら撮影することをお勧めします。七歳の七五三というのは人生最後の七五三でありますし、やはり一生の思い出が残るような記念写真を撮るべきだと考えます。まず写真スタジオ(フォトスタジオ)へ頼むとなると、子供の写りがよくなることに加えて表情も豊かな状態で撮ってもらえることができます。
しかも写真スタジオ(フォトスタジオ)だと納得いかなかった場合には撮り直しもしてくれるので最高の一枚が撮れること間違いなしです。しかもできた写真は大きいサイズから小さいサイズを選べるので部屋に飾りたい時やアルバムに保管したい時など用途に合わせて写真の印刷もできるのも特徴的です。
さらに写真スタジオ(フォトスタジオ)に写真を依頼するとなるとお母様と一緒に撮ってもらうことも可能なので一緒に写れば一生の思い出にもなるし、子供にとってもお母さんと一緒に七五三の写真を撮れたことに満足するし何年か先に写真を見返すとなると当時のことも思い出すこともできるはずです。
写真スタジオ(フォトスタジオ)撮影をお願いしよう
写真スタジオ(フォトスタジオ)や写真館は少し費用がかかりますが、写真のクオリティが高く、お母さんと一緒に写真を撮ることもできるので、より楽しい写真撮影ができます。プロのカメラマンがふたりを同じフレームに収めてくれることで、有意義な思い出を残すことができます。
プロのフォトスタジオでは、小道具や背景、スタジオ照明など、他では手に入らないようなものを利用して撮影してもらう事ができます。さらに、スタジオによっては、前撮りプランや季節ごとのキャンペーンの割引を利用して、よりお得に撮影できる場合もあります。よりプロフェッショナルに撮影したいのであれば、フォトスタジオを利用するのがお勧めです。
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写真撮影をあなたの手で思い出を残そう
お母様自らの手で写真撮影した方が良いと思うのは、写真スタジオ(フォトスタジオ)だとどうしても背景が決まってしまい、背景が気になってしまいます。外出先だと子供が行きたい場所での撮影や背景をどういう感じにして撮るか考えながら撮ることができるのも良いところです。
しかも子供と一緒にどうするか考えるのも楽しいですし、七五三の時に出かけたと記念として思い出に残す事もできます。また今の時代ですとスマホで動画撮影もできるので、出先で動画を撮ってあげるのも良いでしょう。
お友達も一緒に
子供さんに仲良しの子がいたら一緒に写真を撮るのもよいですよね。七五三はだいたい家庭内で終わらせることが大半だと思いますが、子供の友達も一緒に出先へ向かい一緒に写真を撮れば楽しさも倍増するかと思います。
七五三としての思い出作りが終わったあとはご飯を食べに行ったり、買い物に行けこともできます。もしかしたら子供たちの絆もより深まる可能性だってありますので是非お母様自らの手で撮影の方もしてみて下さい。
お子さんと話し合おう
以上が私の考える写真スタジオ(フォトスタジオ)での撮影、またお母様自ら写真撮影をすることのよいことだと考えました。あとはどれにするか最終的に悩むのであれば、子供と一緒に話し合ってみるのがいいかと思います。だいたいの親は親主体で撮影や出先を決めてしまいがちで、子供の意見は聞かないといったことがみられます。
子供と話をすることによりお子さんがどうしたいのか。どういう写真撮影を希望しているのか。どういった七五三にしたいのか聞くことができるし、お母さんの立場からしてみてもその方が一番悩みの解決になるのではないかと思います。
子供としてはまだ小さくて七五三はよくわかってないかもしれませんが、大人になった時には理解を深めている中で写真を見返したら当時のことを思い出し感動してくれること間違いなしです。
さいごに
若い頃、親や教育関係者から多くの説明を受け、親しんできたのではないでしょうか。七五三に行う行事は、今の時代に合わせて変化したことを行って良いと思います。
しかし、七五三には深い意味があることを理解することで、これから行われる七五三の行事や記念撮影のイメージが変わってくるかもしれません。七五三は小さなお子様にとっては一生に一度のことです。後悔のないよう、事前準備に努めましょう。
また撮影に関しては、写真スタジオ(フォトスタジオ)とお母様自らの手でシャッターを切ることをそれぞれ希望します。一番良いのは、しっかりと子供と話をして子供の意見はさを取り入れることが大切だと思います。
やはり親の判断で行動に写すとなると子供が嫌がったり、当日になっていかないだの言ってしまう恐れもあるのでしっかりと子供の意見を聞いた上で写真スタジオ(フォトスタジオ)にするのか、カメラマンに依頼するのか、お母様が撮影するのか決めてみるのがもっともではないかと思います。もし子供がどれも嫌だといった場合には、それぞれの良いところ悪いところの説明をしてあげましょう。そうすることで写真撮影に対するイメージが湧いてきますし行きたいと思えるようになってくるはずです。
また七五三とはどのようなイベントなのかもわかっていなかった場合にはそれも合わせて教えてあげてください。七五三という大きなイベントなので子供にとってもお母様にとっても一生の思い出に残る一枚を撮ってあげて下さい。また撮影と同時に七五三の思い出作りにも励んであげて、子供が大人になってお母様と七五三の時のお話ができるような出来事になるはずです。
スマホでの撮影も十分なクオリティなので悪くはないと思います。最後の七五三を親子共にいい思い出作りをし、笑いあえるような写真を撮ってあげて下さい。撮影当日は忙しくなるかもしれませんが、素敵な記念日になるように全力で動いてあげましょう。