兄弟姉妹で七五三写真、どう撮るのが正解?
七五三は、お子さまの成長を祝う大切な節目。
その記念撮影に、兄弟姉妹も一緒に写すご家庭が増えています。
「主役は1人でも、せっかくならきょうだい揃って思い出を残したい」
「兄弟みんなで着物を着せてあげたい」
そんな声に応えるように、兄弟姉妹での七五三撮影が年々人気です。
とはいえ、実際にどんな組み合わせがあるのか、どう衣装を選んだらよいか、悩む方も多いのではないでしょうか?
ここでは、七五三の“きょうだい写真”を残すときに知っておきたいポイントを専門スタジオの目線でわかりやすくご紹介します。
きょうだい撮影、よくある3つのパターン
① どちらも七五三対象年齢(ダブル主役)
たとえば、7歳と3歳の姉妹や、5歳と3歳の兄弟など。
兄弟揃って七五三を迎えるご家庭では、同時に撮影するのがコスト面でも写真映えでも◎。
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違うテイストの着物で個性を出す
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色違いや柄違いで“おそろい感”を演出する
着物・髪型・小物に少しずつ差をつけることで、それぞれが主役として輝きながらも統一感のある一枚に仕上がります。
② 主役+付き添いのきょうだい
たとえば、3歳の妹が主役で、小1のお姉ちゃんが付き添い。
または、5歳の弟が主役で、7歳のお兄ちゃんが一緒に写る…といったケースです。
この場合、付き添い側の衣装をどう選ぶかがポイント。
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洋装でナチュラルに
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色味を合わせた着物でリンク感を出す
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兄姉が主役を引き立てるような“控えめコーデ”にする
主役とのバランスを意識した衣装選びで、写真全体のまとまりと兄弟愛のような雰囲気が伝わります。
③ 三きょうだい・四きょうだいでの撮影
大家族ならではの華やかさと楽しさが際立つパターンです。
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着物とドレスのMIXコーデ
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男女ミックスでも色や雰囲気を揃えて統一感を
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並び順や立ち位置でバランスよく
人数が増える分、衣装選びと並び方で全体の雰囲気が大きく変わるため、プロと相談しながら決めると安心です。
年齢差があっても大丈夫!衣装選びのヒント
「兄弟の年齢がバラバラだけど、合わせられるかな?」
そんなご相談もよくありますが、衣装や色使いを工夫すれば、どんな年齢差でも自然にまとまります。
年齢別のおすすめ衣装
年齢 | 衣装の例 | ポイント |
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0〜2歳 | ベビードレス、ロンパース着物、ハーフ着物 | 着崩れしにくく、快適さ重視 |
3〜6歳 | 七五三着物、ドレス | 主役にも付き添いにもなれる華やかさ |
小学生以上 | シックなアンティーク着物、ワンピース | 落ち着いた印象で引き立て役にも◎ |
おそろいコーデの考え方
「完全に同じにする必要はありません」。
むしろ、「色違い・素材違い・小物だけリンク」など、“ゆるリンク”が自然な統一感を生みます。
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姉妹でストライプ着物の色違い
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兄弟で羽織だけ色を合わせる
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髪飾りや帯に共通のモチーフを入れる
統一感と個性を両立させるのが、きょうだいコーデ成功のコツです。
ポージング・構図で“きょうだいらしさ”を引き出す
ポーズや立ち位置にも、きょうだい撮影ならではの工夫があります。
1. 身長差は“あえて活かす”
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小さな妹が椅子に座って、上の子が立つ
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並んで立って身長差を自然に見せる
“違い”があるからこそ生まれる可愛さがあります。
2. ぎゅっと寄り添う・手をつなぐ
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肩を寄せる
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手をとる
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見つめ合う・微笑み合う
撮影中に自然と出る仕草を活かすと、きょうだいの関係性がそのまま写る写真に。
3. 主役を中心に配置する
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主役の子を中央に
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きょうだいが囲む構図は安定感と物語性が出る
プロのカメラマンが、その場で自然なポーズを引き出してくれるので、リラックスして“きょうだいらしさ”を楽しむことが一番大切です。
📷 実例で見る、兄弟姉妹の七五三写真
きょうだい写真は、構成や衣装にちょっと工夫するだけで“特別感”がぐっと増します。
ここでは、スノーインで実際に撮影された兄弟姉妹の写真をもとに、パターンごとのアイデアやポイントをご紹介します。
① ダブル主役(どちらも七五三)
📸 実例1:7歳と3歳の姉妹が色違いの古典柄で華やかに
使用画像:左上3列目の着物姉妹(赤&紫)など
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どちらも七五三主役として着物を選び、それぞれの個性が出る色柄に
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髪型や小物を揃えすぎず、“姉妹感+それぞれの主役感”を演出
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並ぶだけで、自然と美しい構図になるのがこのパターンの魅力
📸 実例2:5歳と3歳の兄弟で羽織×袴リンク
使用画像:上段中央あたりの和装兄弟(黒・赤の羽織)など
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羽織のテイストを合わせ、柄は個別に
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足元や草履、背景まで統一すると“まとまり感”が強調される
② 主役+付き添いのきょうだい
📸 実例3:3歳の妹が主役、姉はシンプルドレスで寄り添い
使用画像:2列目中央のドレス姉妹、または下段の淡色ドレス2人の写真など
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妹は赤い被布+古典柄で主役らしく、お姉ちゃんは控えめなアイボリードレス
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派手すぎない衣装にすることで、主役の妹が自然と引き立つ
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手をつなぐ・隣に立つなど、構図もシンプルで絆が伝わる
📸 実例4:お兄ちゃんは制服風、妹は着物でバランス良く
使用画像:洋装×和装のミックス写真(中段〜下段に複数あり)
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制服調のジャケットと帽子で“きちんと感”を出しつつ、主役は和装で存在感を
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無理に着物にしなくても、“バランス”を取るだけで素敵な1枚に
③ 3人・4人きょうだいでの撮影
📸 実例5:三姉妹で着物とドレスをMIXした華やかフォト
使用画像:赤・ピンク系の3人姉妹着物写真(上段 or 中段)など
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1人は華やかな着物、他の2人はトーンを合わせたドレスなど
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派手になりすぎないよう、色味や素材で統一感を取るとまとまる
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並び順は「真ん中に主役、両端に付き添い」で安定した構図に
📸 実例6:男女ミックスの4人兄弟でも、色味を揃えて統一感
使用画像:下段のカラフルなバルーン×着物写真など
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男の子は羽織、女の子は着物やドレスでそれぞれに似合う衣装を
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色合いを“濃色+淡色”でバランスさせると違和感なく仕上がる
💡共通ポイントまとめ
どのパターンでも共通するのは、以下のような工夫です:
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衣装を揃えすぎず「ゆるリンク」させる
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立ち位置・身長差を活かして自然な構図に
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ポーズに“触れ合い”を入れてきょうだいらしさを引き出す
実際の写真を見ると、きょうだい写真がどれほどバリエーション豊かで、
かつ“可愛く・特別な記念”になるかがよくわかります。
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