7歳の七五三をうっかりやらなかった場合の対処方法
育児中の親にとって、毎日が目まぐるしく過ぎていく。仕事と育児に追われ、掃除や洗濯、食事の支度など、ちょっと一息つく暇もない。
そんな中でも、節目節目で行われるのが七五三のお祝いです。七五三は、3歳児と5歳児が最も成長する時期で、母親は将来を見据えての行事です。
子供が7歳になると、子育てが楽になってくるかもしれませんが、忙しいスケジュールの中で七五三を逃してしまうお母さんもいらっしゃるようです。そんなときはどうしたらいいのでしょうか?
ですが安心してください、お子さんが仮に8歳以上になったとしても、まだ記念になるチャンスはあります。是非お祝いしてあげましょう。
今回は、うっかり7歳の七五三を忘れてしまったときにできる対処方法をご紹介します。
8歳になる年にお祝いしても大丈夫なの?
結論から先にお話しすると、8歳になる年に七五三のお祝いをしても全く問題はありません。七五三のお祝いは、子どもがこれまで健やかに成長できた事を喜び、感謝しようという行事です。ですから、絶対に7歳でお祝いをしなければならないという決まりはないと考えてもらって大丈夫です。
実は大昔では7歳のお祝いは無かった
風習が変われば、文化も変わるものです。かつて七五三は、7歳児に敬礼をするものではありませんでした。
鎌倉・室町時代の七五三では、現在の7歳児の象徴である「帯解(おびとき)の儀」は、男女を問わず9歳のときに行われていたそうです。
その後、江戸時代になると、男の子は5歳、女の子は7歳と分けて行われるようになりました。たとえ7歳の誕生日を守り忘れたとしても、日本の歴史の広い背景の中では、1年のズレはほとんど気づかれません。
それよりも、子供の成長を喜び、満足しながら見守り、七五三の素晴らしさを日本の伝統として感謝し、子孫に伝えていくことが大切ではないでしょうか。
また、日本の文化としての七五三の話を、本人に教えてあげる良い機会にもなります。是非、お子さまに聞かせてあげてください。
【伝統の共有】七五三をする意味を子どもと一緒に考えよう ⇒ https://snow-in.cc/post/blog/1485/
7歳と8歳のお祝いで何の違いが出るのか
満7歳だと小学校2年生です。満8歳となると小学校3年生ですね。女の子の場合、そこまでこの一年の成長が目まぐるしいという程ではありません。
記念写真を撮影するとなると、多少身長などは変化があります。しかし、顔つきなどの雰囲気はそこまで変わりません。
8歳で七五三のお祝いをすることでのデメリットはあるのか?
もしかすると、お子さまの成長度合いで歯の生え変わり時期が被ってしまうかもしれません。そのため、七五三のお祝いに着物を着て写真を撮るとき、気まずい思いをすることもあります。
そんな時は、写真を加工してくれるフォトスタジオを探しましょう。現代では写真加工によって、歯が揃っているように見せることができるのです。
また、夏に撮影した写真では、季節に関係なく子どもたちは日差しを浴びることが多いので、日焼けの心配があります。
写真加工によって肌の色を明るくしたり、日焼けを目立たなくする方法もありますが、七五三を8歳で行う事は、デメリットという程の大きな問題はありません。
実際に8歳で七五三をお祝いする人っているの?
はい。もちろん8歳でのお祝いをされる方も沢山います。理由は色々ですが、例えば兄弟または姉妹と同じタイミングでお祝いしたいというご家庭もあります。
他にもさまざまなパターンがあります。
- 七五三のお祝いを、下の子の3歳に合わせると上の子が8歳になってしまった
- 7歳の年に入院していたので退院してからお祝いした
- 七五三の時期に身内が亡くなって喪中になってしまった
- コロナ禍でどうしてもお祝いに出向けなかった
- 今年だと思っていた七五三が去年しなければならなかった
このように、インターネットやSNSを少し検索するだけでも七五三に悩まれた方の書き込みが見られます。
もしも「七五三を忘れていた」と気付いても、焦らないでくださいね。大丈夫です。世の中には同じようなお母さんが沢山いらっしゃいます。
写真スタジオでの写真撮影は七五三の扱いで受け付けてくれるの?
こちらに関しても、もちろん問題ありません。
こちらから「七五三の撮影でお願いします。」とのひと言があれば、写真(フォト)スタジオのスタッフの方も快く引き受けてくださいます。
どのフォトスタジオのホームページを見ても七五三の撮影に関して年齢制限などは記載されていません。ただし、撮影料に関するクーポンの使用などは制限がかかる場合もあるので、クーポン等を利用されたい方は事前にフォトスタジオへお問い合わせください。
関連リンク
写真館と写真スタジオ(フォトスタジオ)の違いとは? ⇒ https://snow-in.cc/post/blog/2527/
神社のご祈祷は8歳でも申し込めるの?
ご祈祷に関しては、事前予約制となっている場合が多いです。
お参りの日が決まったら一度神社に問いあわせてみてください。8歳になってしまったからという理由でご祈祷を断られる事はまずありません。
神社の方々は毎年多くの参拝者に対応されているので、一年遅れのお祝いをされるご家族への配慮もきちんとしてくれます。事前に電話で一年遅れた旨を伝えておくと、お参りの当日もスムーズです。
子どもに七五三のお祝いがズレてしまった理由は説明したほうがいい?
8歳ともなると大人の話をしっかりと理解しています。もちろんお子さまには、七五三が8歳になってしまった理由はきちんと話しておきましょう。事情があったのであれば、その事を話し、お母さんがうっかり忘れてしまったのであれば素直にそう話しましょう。
お母さんが忘れてしまった事を素直に伝えてごめんねと言える事が大切です。お子さまはお母さんでも忘れる事があるんだと気付きます。そしてきちんと謝ってくれたという経験からお母さんへの信頼感にも繋がります。遅くなってはしまったけれど、あなたの成長をお祝いしたいと伝える事も忘れないでくださいね。
まとめ
さてここまで七五三のお祝いをうっかり忘れてしまっていた時に出来る対処法をご紹介しました。結果大切なのは子どもの成長を喜びお祝いしてあげる気持ちです。
子どもにとっては7歳でも8歳でもお祝いして貰えるのは嬉しい事です。最後の七五三を、いつまでも思い出に残るお祝いにしてあげましょう。