【狛犬や鳥居】太鼓橋の由来を紹介!神社の撮影スポット豆知識

【狛犬や鳥居】太鼓橋の由来を紹介!神社の撮影スポット豆知識

七五三の写真といえば、専用スタジオでの記念撮影がお馴染みですが、可愛い着物で神社を訪れ、素敵な背景と一緒に撮影するのも人気ですよね。神社には、樹齢数百年の立派な樹木や、色鮮やかな太鼓橋、可愛らしい狛犬や勇ましい獅子など、素晴らしい撮影スポットがたくさんあります。

しかし、これらの定番の撮影スポットにも、それぞれ神社における深い役割や興味深い意味があることをご存知でしょうか。写真映えすることももちろん大切ですが、その場所の意味を知っておくことで、写真の意義もより深くなるかもしれません。また、お子さんにもこのような知識を披露することで、尊敬されるかもしれません。この記事では、そんな神社での撮影スポットの由来や豆知識について紹介します。

※なお、神社には営業撮影が禁じられている場所や、撮影を禁止しているスポットもありますので、事前に確認してから撮影することをおすすめします。

鳥居

神社の代表的なシンボルとして、鳥居が挙げられます。地図の記号にもなっており、神社を象徴するものであり、他の施設にはない独特の文化です。形状は多種多様で、色鮮やかなものもあり、神社を訪れたならば必ずと言っていいほど写真を撮りたくなる場所です。

基本的に鳥居は神社の入り口に置かれており、「神域」と「俗界」を分ける結界のような役割を果たしています。また、神様の居場所に入るため、鳥居をくぐる際には一礼をするのがマナーとされています。しかし、神社の移転や縮小により、鳥居だけが本殿から離れた場所に残されている例もあります。

鳥居には、シンプルな直線的な「神明鳥居」と、両端が上に反る「明神鳥居」の二種類がありますが、神社ごとに独自の変化も加えられているため、鳥居の種類は神社の数と同じくらい多岐にわたります。材料も木材から石、金属、鉄筋コンクリートまで多種多様です。最近では、安価で丈夫な塩化ビニール製の鳥居も増えています。

鳥居の色は素材そのままの白、グレー、黒が一般的ですが、朱色の鳥居もよく知られています。特に稲荷神社の朱色の鳥居は有名です。朱色は、稲作に欠かせない太陽の光や生命力を表し、魔除けの効果もあるとされています。また、実用的な側面でも、古くは朱色の原料である水銀が、木の腐食を防ぐ防腐剤として用いられていたと言われています。

狛犬

鳥居をくぐると目に入ることが多い狛犬は、可愛らしい姿や少し怖い姿で向かい合って二匹セットで配置されています。狛犬もまた、神社を象徴するものであり、写真を撮っておきたいスポットです。

狛犬は、ライオンのような独特の風貌をしており、実在しない想像上の動物です。起源は古代エジプトやペルシャ、インドなどの神殿を守るライオン像にあるとされ、それが大陸を経由して、朝鮮半島を介して日本に伝わったという説が有力です。狛犬の「狛」は、当時の朝鮮半島を支配していた「高麗」から来ており、当時の日本人がライオンを知らなかったため、高麗から渡ってきた犬のようなものと名付けたという説もあります。

二匹の狛犬は、実は別々の種類で、社殿に向かって左の口を閉じているほうが「吽形(うんぎょう)」で、右が「阿形(あぎょう)」です。正式名称では、吽形が「狛犬」、阿形が「獅子」となっています。しかし、これも神社によってかなりの違いがあり、左右が逆転しているものや、足の下に鞠や餓鬼を押さえているものなど、多様な種類が存在します。

また、「狗」である必要もなく、全国には「牛」や「ヘビ」、「ウサギ」、「カメ」、「龍」など、さまざまな動物をモチーフにした狛犬が存在します。有名なものでは、稲荷神社の「狐」などがあります。それぞれの神社の信仰や言い伝えによって、神殿を守る動物にも違いがあるのでしょう。

太鼓橋

太鼓橋という風景は、日本人にとっては日常的なものと思われがちですが、実は中国や日本など東アジアの一部の国にしか見られない、独特の橋の形状です。

アーチ橋自体は強度を確保するため世界中で使用されていますが、太鼓橋のように人が渡る部分が弧を描く形状は実用性が低く、現在は中国庭園や日本の神社などにしか存在しません。それでも日本の神社に今も太鼓橋が残る理由には、伝統や文化に加え、「渡りにくい」という性質があると言われています。

神社における太鼓橋の多くは、参道から社殿へ向かう途中にあります。このように設置されるのは、人間の世界から徐々に神の世界へ近づいていくことを表しているためです。また、太鼓橋を渡ることでお清めも同時に行われ、俗界に住む人間が神様の居場所へ近づくことが許されていくと考えられています。

そのため、太鼓橋を渡るだけでご利益があるとの言い伝えもあります。例えば大阪の住吉大社ではそういった話が伝わっています。また、太鼓橋が三つある九州の太宰府天満宮では、それぞれが「過去」「現在」「未来」を表し、渡るたびに邪念が祓われるとされています。

一方で、太鼓橋は神のみが渡れるものとして人の立ち入りを禁止している神社もあります。その通り、人には渡りにくいような強い反りを持った太鼓橋も存在します。

まとめ

普段私たちが目にする神社の撮影スポットには、意味深いものがたくさんあります。美しさだけでなく、その背後にある深い意味を知ることで、より感動的な写真を撮ることができるかもしれません。

また、神社によって同じものでも形や解釈が異なることもあり、そうした違いを楽しむこともできます。可愛らしい狛犬や、犬以外の狛犬を神社ごとに比較してみるのも楽しいかもしれません。ただし、場所によっては撮影が禁止されていることもあるので、注意が必要です。七五三の記念にぴったりの写真をたくさん残してあげましょう。

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