七歳の七五三写真撮影はいつ?小学校1年になってからという選択も

七歳の七五三写真撮影はいつ?小学校1年になってからという選択も

来年七歳を迎える娘さんの七五三。三歳のときに一度経験したとはいえ、七歳ではまた事情が変わりますね。三歳のときに比べると、ずいぶんお姉さんっぽくなっているのではないでしょうか。ちょうど七歳の七五三は、幼稚園・保育園の卒園、小学校入学準備を経て小学校入学と、スケジュールや生活が大きく変化します。

特に、初めてのお子さんだと、小学校入学後の学校生活や行事が全く読めないと思って、幼稚園・保育園在園中に撮影してしまおうと考える方が多いのではないでしょうか。しかし、幼稚園・保育園生と小学生では、日々の生活スケジュールはもちろん、成長の度合いもずいぶん違うものです。

また、親御さんの働き方や状況も、お子さんが小学校入学してからでは変わることも考えられます。私は小学校に入学後に撮影することをお勧めします。そこで今回は、小学校1年なってから撮影するメリットと気を付けることをお伝えしたいと思います。

小学生のほうが、心理的負担が少なくなっている

幼稚園・保育園在園中と小学校に入ってからでは、数か月しか撮影の時期が変わらないこともあり、たいして差がないと思いがちです。しかし、小学生のほうが、撮影すること自体に対して心理的負担が少なくなるのです。その理由は、小学校の学校生活を見るとわかります。

小学校では、平日の朝8時頃から15時頃まで学校で過ごします。その間、時間割にしたがって、クラスのみんなで同じように行動をしなければなりません。授業中に勝手に席を立ったり、気ままに自分だけ遊びに行くことは許されていません。

自由に過ごせる時間は、授業と授業の間の10分、20分程度の中休み、昼休みです。その短い時間に、トイレなどもすませなければならないのです。幼稚園・保育園ほど自分のペースで過ごせる時間はありません。

最初のうちは大変だと思いますが、早いお子さんだと入学して約1か月後のゴールデンウイーク明け、遅いお子さんでも1学期のうちには新しい生活にすっかり慣れます。その結果、大人の指示や全体の指示に従うこと自体が苦ではなくなります。よって、カメラマンさんの指示や、着物が多少窮屈でも、自分の気持ちを優先するのではなく、状況を理解して対応することができるようになるのです。

小学校1年生の姿を残す機会は、幼稚園・保育園より貴重

小学生は幼稚園・保育園児と比べて、より集団生活に慣れ、大人の指示を聞けるようになっているとお伝えしました。

つまり、その分「お姉さん」になっているということです。また、幼稚園・保育園の時ほど行事が多くなく、学校に行く機会も減ります。よって、幼稚園・保育園の時よりも、本人の姿を実際に見る機会や写真に収める機会が減るのです。

特にコロナ禍では、学校行事は行うことができたとしても、保護者は参観できない、あるいは各家庭1人など制限がある場合があります。仮に行事に参加し、お子さんの姿を見ることができても、子どもの近くに寄って自由に撮影できないこともあります。小学校1年生の姿を一回でも多く残してあげるという意味でも、小学校入学後の七五三撮影にはメリットがあるのではないでしょうか

撮影の時期はどう見極めればいい?

学校行事とのかねあい

まだ小学生のお子さんがいらっしゃらない方は、学校行事の予定がわからないと不安になるかもしれませんね。しかし、それほど心配することはありません。小学校では必ず4月上旬に「年間行事予定表」を作成し、4月末までに全家庭に配布しているのです。

また、各校のホームページにもアップされます。公立小学校では、土曜日に学校行事があることはあっても、日曜日にあることはほとんどありません。運動会などの時期も自治体によって決められているので、前年度に知りたい場合は、インターネットで前年度の学校行事予定表を確認することができます。正確なタイミングを知りたい場合は、市役所や教育委員会に直接問い合わせれば教えてもらえます。

保護者の休みの取得

先ほども述べたように、小学校の場合4月中にはその年度の学校行事が分かります。確実性を考えるのであれば、4月以降に学校行事の日程を確認してから有給などを申請し、スタジオを予約すると良いと思います。小学校1年生にとって、最も大きな行事は運動会でしょう。ケガや疲れなども心配されるので、運動会の前後を避けるのが良いと思います。
5月または9月のところが多いので、1学期に運動会を行う学校であれば、あえてハイシーズンの10月~11月の予約を、1年ほど前にとってしまうのも良い方法かもしれませんね。

意外な穴場は、1年生の冬

七五三のお参りまでに写真撮影も済ませておきたいというのが親心だと思います。しかし、撮影の時期に全くこだわらないのであれば、七五三のシーズンが終わった11月下旬~2月にかけての時期が穴場です。小学校は、1,2学期、とくに11月までは行事が多く、12月と3学期、つまり冬の時期はほとんど行事がありません(6年生の卒業式を除く)。また、着物は何枚も重ねて着るので、夏場はお子さんも暑くて大変ですが、冬はその心配はありません。

関連リンク

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乳歯の生え変わり対策はどうすればいい?

7歳の七五三を迎える6~7歳は、ちょうど乳歯の生え変わりの時期と重なります。6~7歳の女の子は、自分の見た目も少し気になるお年頃なので、歯がない状態で写真を撮るのを嫌がる子もいるかもしれませんね。歯の生え変わりは個人差も大きく、自分の子どもがいつそうなるかは予測できません。お子さん・親御さんがともに、「生え変わりも愛嬌」と思える場合は問題ありません。

ですが、生え変わりを避けるためにせっかく予約しておいたのに前倒しにしたり、あるいは後ろにずらすしかないのは、ご家庭のスケジュールを考えても無理があると思います。歯の生え変わりだけを気にして、希望する時期に撮影できないのはとてももったいないことです。そこで、乳歯が生え変わっていてもそれをカバーできる方法をいくつか紹介します。

➀写真を修整する

歯が抜けた状態で写真を撮り、あとから歯を画像に入れる修正をするという方法があります。最近はデジタルカメラで撮影して加工できる場合が多くなっています。ただし、どのスタジオ・写真館でもやってくれるわけではないのが難点です。

歯の修正に対応してくれるスタジオかどうかを確認して、スタジオを選ぶと良いと思います。その際、どこまで修正可能かどうか、よく確認する必要があります。たとえば、前歯が1本だけなら修正してくれますが、2本だと修正を受け付けないというスタジオもあるようです。歯のことがどうしても心配なら、希望する修正をしていただけるスタジオを選ぶのが無難ですね。

七五三の写真はどこまでが修正可能? 写真スタジオなどの画像加工サービスについて ⇒ https://snow-in.cc/post/blog/2188/

➁付け歯をする

歯医者さんにお願いして、付け歯を作ってもらいます。それを撮影当日に歯医者さんでつけてもらって撮影するという方法です。この方法であれば、生え変わりが気になってしまうことはありません。ただし、治療ではないので、付け歯は全額自己負担になります。

付け歯を作成する期間やその金額も、お子さんの歯の状態や病院によって異なります。せっかく作っても、歯医者さんで付け歯をつけること自体をお子さんが嫌がる場合もあります。この点はお子さんとよく話し合って決めるといいですね。

まとめ

今回は、七歳の七五三写真撮影は、あえて小学校入学後に行うことについて、そのメリットと気を付ける点についてお伝えしました。お子さんの可愛い姿をベストな状態で残してあげたいという思いは、ぜひ叶えたいですね。特に、初めてのお子さんの場合、小学校は未知数で心配だと思います。ですが、学校の動きを知る方法は意外とあるものです。少しでも心配が減り、選択の幅が広がって、お子さんと親御さんが納得して素敵な写真撮影ができることを願っています。

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